大人のピアノ初心者体験談③ 誰かと一緒に奏でる楽しさ

私はずっとピアノに憧れていたものの
子どもの頃に習う機会がなく、大人になってから思い切って始めました。

最初は指が思うように動かず、楽譜を読むのも一苦労。

だけど、練習を重ねるうちに
「お！この曲、ちょっと形になってきたかも？」と感じる瞬間が増えてきたんです。

そんなある日
友人から「伴奏してみない？」と声をかけられたのが、私の新たな挑戦の始まりでした。

友人は趣味で歌を歌っていて
「今度のイベントで歌いたい曲があるんだけど、ピアノで伴奏してくれない？」と言われました。

「ええっ！？ 私にできるの？」とビックリしましたが
友人は「大丈夫！ゆっくりでいいから、一緒にやってみよう！」と背中を押してくれました。

練習を始めると、思っていた以上に難しい！

自分一人で弾くときは自由に弾けますが
歌と合わせるとなると、テンポや強弱を考えなければなりません。

でも、何度も繰り返していくうちに、少しずつ息が合ってきて
「あ、今ピッタリ合った！」という瞬間が出てきたんです。

本番の日、ドキドキしながらも友人の歌を支えるつもりで演奏しました。

曲が終わった瞬間、会場から温かい拍手が！

友人が「すごく気持ちよく歌えたよ！ありがとう！」と言ってくれたとき
「誰かのために弾くって、こんなに嬉しいことなんだ！」と心の底から感動しました。

伴奏の経験をきっかけに、「もっと誰かと一緒に演奏したい！」と思うようになりました。

そんなとき、ピアノの先生から
「バイオリンを習っている人とアンサンブルしてみませんか？」と提案されたんです。

「アンサンブルなんて、上級者がやるものじゃないの？」と不安でしたが
先生が「簡単な曲でも十分楽しめますよ！」と言ってくれたので、思い切って挑戦することにしました。

最初の練習では
お互いのタイミングが合わず、何度もズレてしまいました。

でも
「ここはもうちょっとゆっくり弾こう」
「この部分は強めにしよう」
と相談しながら少しずつ調整していくと…

ある日、ふわっと音が溶け合う瞬間が訪れました。

その瞬間、鳥肌が立つほど感動！

「音楽って、こんなに気持ちを通じ合わせられるものなんだ！」

アンサンブルの楽しさにすっかりハマってしまいました。

伴奏を通じて、音楽を通じたつながりを感じられた。

アンサンブルの中で、お互いに音を合わせる喜びを体験できた。

ピアノ一台でも、誰かと合わせることで新しい世界が広がる。

一緒に音楽を楽しむことで、演奏の奥深さに気づく。

伴奏やアンサンブルを通じて、音楽を一緒に楽しむ友人が増えた。

音楽が共通の話題になり、新しい交流が生まれた。