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音楽は心の栄養—大人が奏でる喜び

音楽は心の栄養—大人が奏でる喜び

忙しい毎日に、音楽という癒しを

気がつけば、今日もあっという間に一日が終わっている。

仕事、家事、家族のこと。
自分の時間なんて、ほとんど取れない。

でも、そんな日々の中で、ほんの数分でも自分の心に耳を傾けられる時間があったらどうでしょう?

音楽は、そんな「自分時間」の良きパートナーになってくれます。

静かにピアノの前に座り、ポロン…と鍵盤を鳴らす。
たったそれだけで、心が少しずつほどけていくような感覚になる。

音楽には、そんな不思議な力があるんです。

奏でる喜びと成長の実感

ピアノの前に座ったとき
最初は何をどうすればいいのかわからず、鍵盤を押す手がぎこちない。

それでも、ある日「キラキラ星」が両手で弾けた瞬間に、胸がいっぱいになる。

「弾けた…!」

その一言に込められた喜びは、大人になってからこそ、より深く心に染みます。

子どもが初めて自転車に乗れたときのように
大人だって、何かを「できるようになる」喜びを味わえるのです。

それは決して派手なことではないけれど、確かな成長の実感。

しかもそれが
誰かと競うためではなく
自分のため、自分の心のためだというのが、何より嬉しいですね(*^^*)

はじめての一曲が弾けた日の感動

最初に弾いた曲を、あなたは覚えていますか?

「キラキラ星」だったり
「ちょうちょ」だったり
大人になってからピアノを再開された方なら「エリーゼのために」かもしれませんね。

たとえ短くても、たどたどしくても
“自分の手で一曲を弾ききった”という体験は、大きな感動をくれます。

「まさか自分がピアノを弾けるなんて思っていなかった」
そんな声を、私は何度も耳にしてきました。

大人になってからの「できた!」は、子どもの頃以上に深く心に残ります。

年齢を重ねた今だからこそ、味わえる感動なのかもしれません。

練習は「自分と向き合う時間」

ピアノの練習は、決して派手なものではありません。

1日15分だけ、音を出す。
時には同じ小節を何度も繰り返す。

でも、その小さな積み重ねが
いつしか「私、弾けるようになってる!」という喜びにつながっていきます。

50代 Aさんの例

子育てが一段落し
「自分の時間ができた」と思っても、何をしていいのかわからず
ぽっかりと空いた時間に戸惑っていたそうです。

そんなとき、ふと思い出したのが、子どものころに習っていたピアノ。

30年以上ぶりに触れた鍵盤に戸惑いながらも
毎日15分ずつ練習を続け
3か月後には「エリーゼのために」を右手だけで弾けるようになりました。

「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、本人にとっては大きな達成感。

「私はもう何かを新しく始めることなんて無理だと思ってた。でも、ピアノがそれを覆してくれました」
そう語ってくれました。

ピアノの練習時間は、忙しい日常から少しだけ離れ、自分自身と静かに向き合う時間。

「指が思うように動かない」
「今日もミスばかり」と落ち込むこともあるけれど、そんな時こそ深呼吸。

「昨日よりちょっとだけ前に進めたかも」
その感覚こそが、大人の学びの喜びなのだと思います。

音を出すだけで、心がふわっと軽くなる

「今日は疲れたなあ」
「なんだか気分が沈んでいるなあ」

そんなとき、ぜひピアノの前に座ってみてください。

指が上手く動かなくてもいい。

1音ずつ、ポロンポロンと鳴らすだけでもいいんです。

60代 Mさんの例

最初は
「指が固くて動かない」
「楽譜が小さくて見えにくい」と苦戦していましたが
「音を出すだけで癒やされるんですよね」と、レッスンの日には嬉しそうに教室に来られます。

特に好きなのは、クラシックのゆったりした曲。

「静かに音を重ねていると、自分の中にあったザワザワがスーッと消えていく。ピアノを弾くことで、気持ちの整理がつくような感じがします」と話してくれました。

音楽は、言葉にならない感情を表現する手段

日々の中で、「言いたいけど言えないこと」ってありませんか?
モヤモヤしているけど、うまく言葉にできない気持ち。

そんなときも、ピアノがそっと助けてくれます。

悲しいときには、静かな短調の曲を。
嬉しいときには、明るいポップスを。

その時の気分に合った曲を選んで弾くことで、
自然と心の整理がついていくこともあります。

言葉では出せなかった感情が、音になって表れていく。

これこそが、大人が音楽に触れる醍醐味のひとつだと思うのです。

大人だからこそ味わえる音楽の贅沢

「うまくなくていい」が、心を自由にする

大人になると、どうしても「正しくやらなきゃ」と思ってしまいがち。
「ミスなく弾かなきゃ」
「楽譜どおりにしないといけない」
そんなふうに自分を縛ってしまうことって、ありませんか?

でもピアノは、「正解」を求めるものではありません。

自分が「この曲を弾きたいな」と思ったら、
それを自分のペースで奏でるだけで、もう十分なんです。

プロの演奏じゃなくていい。
完璧じゃなくていい。
“弾きたい”という気持ちこそが、音楽の源なんです。

若い頃は、練習も発表も「上手にやること」が大事だったかもしれません。
でも今は、誰に見せるでもなく、自分のために音を奏でられる。
これは、大人になった今だからこそ味わえる贅沢です。

練習のあとにお茶を飲みながら、
「今日も5分だけ弾けたな」
そんな小さな達成感を味わえるのも、ピアノの魅力です。

ピアノは一生の友達になる

ピアノは、人生のどんなステージからでも始められます。
60代でも、70代でも、全く遅くありません。

「今さら…」ではなく、「今だからこそ」
そんな気持ちで、そっと鍵盤に触れてみてください。

1音鳴らした瞬間から、あなたと音楽との新しい関係が始まります。

きっとピアノは、
あなたのこれからの人生に、やさしい彩りを添えてくれるはずです。

ピアノは、誰にでも開かれた世界。
特別な才能がなくても、指がなめらかに動かなくても、
「音を奏でる」ことの喜びは、すぐそばにあります。

大人になった今だからこそ出会える音楽の贅沢を、あなたもぜひ、感じてみてください。

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